製図試験を受ける皆さんへ向けての合格のための必勝法を教えるよ!
さてさて、今回は特別篇。今年の学科試験の合格者の皆さま、おめでとうございます。
あと一月で製図試験なので必死で勉強されていることと存じます。 先日、久方ぶりに今年製図試験を受けるかたの図面を拝見するチャンスに恵まれました。 見た瞬間に、一級建築士を勉強していたころの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、 脳内のシナプスが結合しまくって、悶々とした日々を過ごしておりました。 そして、ある時、必殺剣を閃いた剣客のごとくある一つの答えに辿りついたんです。 いけるやん 俺 まだ、ぜんぜんいけるやん 読者の皆さんは何をいっているのかわからないと思いますが、 まあ、久しぶりに脳内が戦闘モードに切り替わり少し地に足がついていないような表現となっていることをお詫びします。 私が実技試験の勉強をしていた時代、もう随分前です。 その頃、最も受験生に評価されていた能力は『パズル解法』でした。 一言でいえば、時間内に建築パズルを解くということです。 この建築パズルが非常に難しく、動線や室内配置といった構成力がヒントとなっていました。 そして、このパズルが団塊ジュニア世代の受験者数の増加に伴い難易度が大幅にあがると、 合格者をふるいにかける効率的かつ有用な方法として大活躍したわけです。 結果として、建物の設計図を描くのではなく、問題作成者の回答を時間内に見つけなければ不合格になる。 といった理不尽極まりない試験になりました。 で、ここからが本題、最近の問題はどうなっているかというと・・・ 一言、設計の基本的な能力を見る試験になっています。抽象的ですね~。 昔、わたしがこのブログで予想した通りの展開を迎えました。えへーん! とはいえ、誰もが予想できた展開だったんです。 さて、あまりにも長くなりそうなので、そろそろ本題に入ります。 この試験においての合格のポイントとはなにか? それは・・・・一言でいいます。 すごいでしょ・・・一言ですよ! それは・・・・ 『設計の要領の良さ』になります。 ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!! 言い切りましたっ! さあ解説ですね。 資格学校は勉強のベクトルが決まってます。 つまり資格学校のいうとおり頑張れば、『合格圏内』に入れるようになります。 今回のポイントは合格圏内に入っている方限定といえるかもしれません。 そして、合格圏内に入れるけど・・・・・合格できない方はたくさんおられますよね。 何が足りないないんだ―!っとおもわれたあなた! それはなんだとおもいますか? もう一度いいます。 答えは『設計の要領の良さ』になります。 いいかえれば図面のオーラです。 もっと訳が分からなくなってきましたね。 みなさん、今まで他の受験生の図面をみて、こいつは何となく受かりそうだって思ったことありませんか? 私が採点者であれば、オーラが発せられている図面は最初の印象が良いです。 絶対にこう思います。 『たぶんランク1だけど、確認だけしとくか?』 逆にオーラが全くでていない図面はどうでしょうか? 『うーんランク3かな、あとで確認するけど・・・』 内容的にはどちらも合格圏内だとしても、さすがの採点者も何十枚も図面を見ていたら、 項目ごとの積み上げ方式の採点とはいえど、一瞬で受かるかどうかはわかりますよね。 そしてポイントはここなんです。 人は慣れてくると、過去の事例から判断するための材料を探します。 そのうえで、主観超大事!となるわけです。 さてさて、さらにいえば設計の要領の良さとは何ぞやということになるのですが、 カンの良い方はピンときているはずです。 答えをいうのもなんなんで、ヒントだけです。 1)時間内に魅せる図面、また成立する図面を作成するにはどうすればいいか? 2)時間が間に合わないとして、作業フローの何処を省くのが正解か? 3)速さは成果を出すための最も大事な要素ではあるが、速さの構成(中身)を誤っていないか? さて、設計の要領の良さへつながる回答は見つかりましたでしょうか。 皆さん、あなたのまわりに要領の良い方はたくさんいるはずです。 多くが、その周辺の世界だけで成立しているだけです。 この試験で是非ともその周辺の外へ出て戦える力を身に着けてください。
by zapop
| 2016-09-06 11:36
| 製図試験
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